2024 . 09 . 26

メディクスNEWS 9月号 「学会の秋」 

秋と言えば一般的に食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋などと言いますが、薬剤師にとっては学術大会(通称、学会)の秋でもあります。私たちは日本薬剤師会という職能団体に属していますが、年に1回全国持ち回りで学会がおこなわれています。また、同様に九州沖縄地区では九州山口薬学大会も各県持ち回りで行われています。この2つの学会は比較的、薬学生や若手薬剤師に参加しやすい学会です。この学会に参加して私たちは何をするのでしょうか?学会参加することにより普段学ぶことのできない深い知識や研究に触れることができます。また、日ごろの臨床の現場で研究したことや実施したことを参加者の前でオーラル(口頭)やポスターで発表することで、参加者に自分自身や会社をPRでき、たくさんの方とディスカッションし、モチベーションもあがります。

私自身も「記憶と記録の残るこども薬剤師体験」というテーマで学会発表を過去に5回おこないましたが、全国にたくさんの方に自分の活動をPRし、たくさんの出会いがあり今でも交流が続いています。また、学会では最新の機器に触れたり、製薬会社の製品に触れたり、たくさんの専門書が売っています。あれも見たい、あれも聞きたいと学会参加中は大忙しです。毎年、全国違った土地であるので、現地のおいしい物を食べたり、勉強の合間に少し観光をしたりするのも学会の醍醐味です。私も金沢で発表したときに飛行機出発の時間までに生まれて初めて「兼六園」に行ってきました。

講師をされている薬剤師や医師などの医療職の中にはカリスマ的存在の方もおられて、書籍にサインをもらったり、直接お話ができたときはテンションが上がります。

冒頭に2つの学会について紹介しましたが、薬剤師の参加できる学会はたくさんあり、他の医療職と交流できる学会も多数あり、1年中どこかで学会がおこなわれています。自分でスケジュールを立てて、様々な学会に参加や発表をおこなっています。

不知火メディクスでは薬剤師会の入会補助や研修参加補助制度があり、自分の興味のある学会に年に1回、全額会社負担で参加でき、更に学会発表の補助もしてくれます。若手薬剤師には先輩薬剤師が同行する場合もあります。

さて、今年はどの学会に行きましょうか?

センター薬局 権藤雅彦